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エステサロンの開業準備とは?

テナント店舗で開業するってどういうこと?

エステサロンを開業する場所はいろいろあります。コストを抑えるなら自宅サロンや賃貸マンションなどが良いかもしれません。一番低コストで、しかもお客様のいるところに出店するなら美容室などの一角に間借りして始める方法も。でも、一番自由にお店づくりができ、成果も大きいのは何といっても「テナント店舗」を借りてお店をつくることです。今回は、テナント店舗で開業することのメリットや大変なところを考えていきましょう。 > お気に入りに登録する

テナント店舗でサロンを開業するメリットは?

テナントとは、商業ビルなどで店舗スペースを借りて、入居するお店のことです。エステサロンの出店方法には賃貸マンションを借りてお店を出す方法もありますが、住居用のマンションと違って、お客様を迎えるのに適したつくりになっている商業ビルにお店を出すのは大きなメリットがあります。

一般にテナントビルでは、自分のお店だけでなく、他のお店も入居しています。さまざまなお店があるからには、まず、それらのお店を成り立たせるだけのお客様が来ていることは間違いありません。地域の人にその存在が知られていて、黙っていてもお店の近くを通る人が多いのです。

ビル自体が人通りのある場所にあるなど集客を考えたつくりになっているので、誰も通らないところでお店を借りてしまうようなことにはならないでしょう。1階にコンビニがある、とか、女性に人気のカフェがある、上の階に医院が入っているといったビルも多いもの。そこに訪れる人が「あ、こんなところにエステができたんだ」と気づいてくれることも多いでしょう。

こうした集客面では、テナントビルは有利です。ひっそりした住宅街で自宅サロンを出すよりも多くのお客様の目に触れるチャンスがあります。

でも、テナントビルに出店する何よりのメリットは、思い通りのお店をゼロからつくることができることでしょう。「何台もベッドがあっていつもにぎわっているお店にしたい」「こんなイメージの内装にして、どこよりもリラックスできるお店にしたい」「隠れ家のようなお店」「ガラス張りで開放的な雰囲気に」…。

物件をしっかり選べば、自分の描いた通りの夢を実現することができるのです。もちろんそれはお店の雰囲気だけのことではありません。
「ベッド2台で1日4人ずつ8人の予約をとって、月に25日営業すれば200人。単価が平均7,000円なら140万円の売上になる」
「いきなり満員は難しいけど、半分でも70万円だから何とかなる!」
と売上や利益についても青写真を描くことができるのです。

どれぐらいの広さのお店が必要?

どれぐらいの広さのお店が必要?

エステサロンではエステベッドのスペースが広さの基準となります。1坪はタタミ2畳分の広さです。自宅サロンなどでは6畳間があれば開業できるとされますから3坪あれば良いと思うところですが、玄関、受付、洗濯機、冷蔵庫など、自宅ではあまり考えなくて良い設備にもスペースが必要ですから、1ベッドあたり5坪、2ベッドをゆったり配置するには10坪必要と考えましょう。

東京都内のテナントビルで2階以上の家賃相場は坪2~3万円とされますから、10坪だと20~30万ということになります。
もちろん、物件の場所、立地やグレードなどで金額は大きく異なりますから、お店を出したい街の家賃について、じっくり調べてください。

テナントの費用をしっかり検討

テナントの費用をしっかり検討

夢ばかり見ているわけにはいきません。テナントのデメリットもしっかり考えておきましょう。

自宅サロンなどとテナントの一番の違いは、たいていの場合、家賃が高いことです。先に保証金がかかるなど、資金計画をしっかりしなければテナントは借りられません。

保証金は家賃の6ヶ月~10ヶ月分程度になります。優良物件ではもっと長く設定されていることも。仮に保証金が10ヶ月分だとして、半年ぐらいはお客様が少なくても大丈夫なように、と考えると、16ヶ月分のお金を用意する、ということになります。

賃料が坪2万円で10坪、20万円の物件なら、
200,000円 × 16ヶ月 = 3,200,000円
となります。

ゼロからお店をつくれるのがテナントサロンの魅力ですが、それだけ内装費などもかかるので、実際にはもっと準備が必要です。内装費を安く抑える方法はありますが、相場としては坪20万円とも言われますから、10坪なら
200,000円 × 10坪 = 2,000,000円
となります。

合計で500万円以上となります。もちろん、これは簡単な金額ではありませんが、今はサロンに適した融資もありますから、しっかり事業計画をたてて取り組むことが大切です。半分ぐらいは自己資金で準備するぞ! と考え、夢に向かって貯えをつくることがお店づくりの第一歩と言えるでしょう。

不動産屋さんに行く前に必ずしておくこと

不動産屋さんに行く前に必ずしておくこと

テナントでサロンを開きたい人が実際に不動産屋さんに行くと、魅力的な物件を前にして、どうしてもあわてて決めてしまう傾向があります。しっかり検討せずに勢いで契約して失敗した、という例がたくさんありますから、気を付けましょう。

別に不動産屋さんが良くない物件を勧めてくるというわけではありません。お店をつくる側が、お店のイメージや立地の条件を決めないままで実際の物件を見てしまうと失敗しやすい、ということです。

コンパクトなお店にしたいと思っていたのに、あわてて広すぎる物件を決めてしまって、思った以上の家賃になった、というのはよく聞く失敗例です。

また、駅前通りで人がたくさん通るからと思って契約したら、通勤に急ぐ人ばかりでお店に立ち寄る余裕がない、という場所もたくさんあります。

まずは実際の街を歩いて、どんな人の流れがあるかを時間をかけて調べましょう。エステサロンですから、女性が多く通る道やよく行くお店、ショッピングセンターなどの位置をしっかり確認することが大切です。

インターネットで検索すると、たくさんの物件や事例が出てきますから、お店を出そうと考えている地域で、どんな物件がいくらぐらいで出ているかを良く調べましょう。1回だけ検索して決めてしまうのではなく、何度も見て、

どのエリアにどれぐらいの価格の物件があるか

1階の相場家賃はいくらで、2階以上ならいくらになるか

を覚えられるぐらいに調べます。

ただパソコンの画面を見るだけだと忘れてしまいますから、地図を開いて、書き込むのがコツです。このあたりだといくら、こちらは物件が多い、といったことが分かるように書き込んでいくと良いでしょう。

インターネットでは、同じ地域のライバル店についてもじっくり見ていきましょう。どんな雰囲気のお店が多いのか。何をアピールポイントにしているか。どんなメニューでいくらぐらいのものが中心になっているのか。

また、設計や内装工事を任せられる会社や、ホームページの制作を頼める地元の会社なども少しずつ探していきましょう。

調べ物は苦手、まず行動したい、という人もいるでしょうが、調べれば調べるほどお店の成功は近づいてくるのだと考えて、時間をかけてください。

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