お問合せ

エステサロンのための経営講座

リピーター激増!エステサロンの魔法のカルテ管理術

リピーターの定着や売上向上は、エステサロン経営の永遠のテーマです。施術技術や広告戦略ももちろん大切ですが、実は「カルテ管理」が大きな鍵を握っていることをご存知でしょうか。カルテ管理の差でもったいない結果となっているエステサロンも少なくありません。今回は、記録で終わらせない、提案や信頼づくりに活かし、リピートや物販につながるカルテ管理術をご紹介します。
> お気に入りに登録する

なぜ、カルテが売上とリピーターに影響するのか

なぜ、カルテが売上とリピーターに影響するのか

最近、数回通って終わってしまうお客様が増えていませんか?
また、フェイシャル・痩身・脱毛などメニューは豊富でも、各メニューが単発利用で終わってしまう、もったいないパターンになっていませんか?

その背景には、お客様像が見えていないことが挙げられるかもしれません。そして、お客様像が見えていないから、お客様の悩みや理想に寄り添った施術の全体像も見えていない、ということにつながっています。

施術の背景にあるライフスタイルや価値観をつかめていないために、関係性が深まらず、信頼関係や再来の動機につながらないのです。また、来店前にカルテを見返していないと、毎回同じ話をさせてしまうなど、お客様に「自分のことを覚えてもらっていない。毎回1から話すのが面倒」と感じさせてしまうことになっているのかもしれません。

カルテは施術記録ではなく、お客様の人生に伴走するための情報資産です。何気ない会話の中にこそ、次回提案や信頼構築のヒントが隠れています。これらの積み重ねが、お客様との関係性を深め、結果的に売上やリピーターの増加につながるのです。

カルテを変えると何が変わる?

カルテを変えると何が変わる?

まずは、カルテを「記録」から「関係構築ツール」へと意識転換していきましょう。そうすることで、サロン運営に次のような変化が生まれます。

会話が深まる

  前回の雑談を覚えてくれていることでお客様の信頼度アップ

提案の精度が上がる

  フェイシャルを起点に脱毛・痩身などへのクロス提案が可能に

販提案が自然に

  生活スタイルや悩みに合ったアイテム紹介ができる

スタッフ間での顧客情報共有がスムーズに

  チーム全体で“お客様を知っている”状態に

カルテを点(記録)でなく線(履歴・会話・目的)で捉えると、対応が「その人だけの提案」へと変わります。これは、お客様にとって非常に嬉しい体験となるでしょう。

どう変える?カルテに加えたい3つの視点

どう変える?カルテに加えたい3つの視点

カルテを活かすためには3つの視点を記録に取り入れていくことが大切です。

① 背景を知る : ライフスタイルや価値観を記録

「子どもが小学校入学」「旅行好き」「運動会が近い」など、一見施術と無関係な情報も、将来的に「脱毛が必要なタイミング」「痩身の目的」などの提案に生きてきます。

② 未来を聞く : 予定・イベント・理想の姿を聞き出す

「誕生日」「記念日」「旅行」「仕事復帰」などの予定は、提案タイミングの重要なヒントになります。「その日までにキレイになりたい」気持ちをサロンが先回りして拾うのです。

③ 感情を捉える : キーワードや表情の記録

「最近くすみが気になる」「肌が揺らぎやすい季節」など、主観的な言葉はお客様の本音が出やすい部分ですので、しっかり記録に残しましょう。次回来店時のカウンセリングで深掘りする起点になります。

実際にどう書く?「未来につながるカルテ」の記載例

実際にどう書く?「未来につながるカルテ」の記載例

では、実際には、お客様との会話から、どうカルテに記載し、どのように提案につなげていけばいいでしょうか。少し例を見ていきましょう。

「未来につながるカルテ」の記載例 「未来につながるカルテ」の記載例

このように、こうした背景・未来・感情を記録しておくことで、自然な流れで施術・物販・次回来店へとお客様だけの提案につなげていくことができるでしょう。

フェース直営サロンが実践する「カルテ活用術」

フェース直営サロンが実践する「カルテ活用術」

フェース直営サロンが実践する「カルテ活用術」

フェース直営サロンでは、カルテを「お客様と信頼を築くためのツール」として捉え以下のように活用しています。

初回カウンセリングで、“お客様像”を把握する価値観ヒアリング

雑談や日常の会話も必ず記録し、次回来店時に活用

施術後にカルテを使ったアドバイスや物販提案を徹底

スタッフ間でカルテ情報を共有し、チームで顧客を支える体制を整備

カルテの使い方ひとつで、リピーターや物販、売上までも変わっていきます。

フェースが運営するスタッフ教育機関 「キャビンボーテ・ビジネス・カレッジ(CBBC)」では、物販売上75%の直営サロンのカルテ活用術などをお伝えしています。より早く売上につなげるには、プロのアドバイスをしっかり取り入れてカルテ管理を行うことがとても効果的です。

> サロン経営の基本「カルテ管理」

> カルテ管理のレベルアップでサロン経営を改善

エステサロンの売上を伸ばすには、目の前のお客様を深く知ることが第一歩。その鍵を握るのが「カルテ管理」です。
日々の記録を“施術メモ”で終わらせず、“未来の提案”につながるように変えていくことで、信頼が深まり、自然とリピートや物販につながります。カルテはお客様との信頼関係を育てる情報資産サロン全体で共有し、育てていくことで、持続的な売上とリピーター獲得が可能になります。今こそ、カルテの使い方を見直してみませんか?

Recommendation

肌結果を出す化粧品、育成・経営サポートを導入しませんか?

> 導⼊をご検討のサロン様はこちら

お取引きをご検討のサロン・法人様はこちら

お問合せはこちら