エステサロンのための経営講座
もっと成果の出るサロンになるために
すぐできること
毎日が忙しいサロン業務。経営や集客などの対策をしたいと思っていても、何をしたらいいのか、何からするべきなのか分からないと後回しになっている方も多いのではないのでしょうか。でもその中には、「今やるべきこと」や「今すぐできること」が隠れているかもしれません。今回はぜひ取り組んでいただきたい、3つの事項について解説していきましょう。 > お気に入りに登録する
大切なことを後回しにしていませんか?
時々、立ち止まって考えなければつい忙しさの中で大切なことを後回しにしてしまいがちです。
多くのサロン様は、たくさんのお客様を迎え、施術を行ううちにあっという間に一日が終わってしまう、と日々感じているかも知れません。
でもそんな中で、大切なことを改めて考える時間を持ち、「よし、やってみよう!」と思い直すことがサロン経営の改善に繋がります。3つのテーマをご紹介しますので、もしあてはまると思うものがあれば、実践してみてください。
「個性」や「特長」を表現する
お店は常に快適な状態を保つことが大切です。そのためにどのサロンでも毎日、清掃、整理整頓を忘れずに行っておられるでしょう。忙しい中でお店を良い状態に保つだけでもなかなか大変です。
でも、お店がきれいなだけでは十分ではありません。サロンは他のお店と違って、そこで比較的長時間を過ごす場所。お店そのものが個性をアピールする場となれば、他店との違いや特長を理解し、お客様にもっと好きになってもらえるでしょう。
時には立ち止まって、お店をもう一度眺め、そこでお店の個性や特長が表現できているか、という視点で見直してみましょう。お店をつくるとき、チラシやホームページをつくる時には「お店の個性」や「コンセプト」をしっかり考えたことでしょう。ところが実際は、お店の中に個性やコンセプトが表現されておらず、ただ「心地良い場所」になっている、ということが少なくないのです。
お店の特長を表現するのに効果的な場所は、お客様が少しゆっくりと立ち止まって時間を過ごす場所です。待合いスペース、会計をする受付周り、それからエステベッドに横になって周りを見る時間。そうした場所でお店の個性をアピールすることが大切です。もし、「できていないな」と思ったら、さっそくPOPや商品展示などを工夫してみましょう。
提供するサービスの幅を広げるために
ライバル店と提供するサービスが同じになっていませんか? 差別化策をしっかり考えたはずだったのに、気がついたらフェイシャルの施術サービスが中心で、メインのコースメニューも他店とあまり変わらない…、といったことも少なくありません。
一度お客様目線で「このお店は他と違うな」と感じられるか考えてみましょう。
分かりやすい差をつくる方法として、サービスの幅を広げるというのは効果的です。フェイシャルのサロンがボディやメイクのサービスを行う。痩身やリラクゼーションのサロンならフェイシャルに挑戦することで大きな差を生み出すことができるかもしれません。
「でも、そんな分野は専門外だから…」と思ったら、フェースにご相談ください。スキンケアはもちろん、メイクやボディ、美容ドリンクまで、トータルに美を提供することができます。
フェースでは、外面の美だけでなく、内面の美、さらには精神面の美までが達成されて初めて本当の美しさが生まれると考えています。そのために実践・行動をすることが重要です。「三美容+行動」こそフェースのコンセプトそのもの。これはサロンにとっても、提供するサービスの幅を広げるのにはうってつけです。
実際に、歯科医院でフェースの化粧品を使って、フェイシャルに取り組んでいるお医者様もあれば、痩身でスキンケアを行って3店舗まで拡大したお店など、さまざまな成功事例を積み上げてきました。
もし「いつの間にか他店と似てしまっているな」と感じたら、ご相談ください。
お客様のホームケアについてアドバイスする
サロンが基本的に行うのは、いわゆる「サロンケア」です。でも、1ヵ月のうち、サロンケアの時間はほんの一部です。せっかくサロンできれいになったのに、家できちんとお手入れをしなかったらまたすぐ元の状態に戻ってしまうでしょう。次の予約の時にまたお肌を引き上げて、また帰って元通り…。
こんなことを繰り返していたら「せっかくサロンに通ったのにちっとも良くならない!」と思うでしょう。これが、サロンの新規顧客がなかなかリピーター定着しない理由の1つです。
サロンはサロンケアを提供するだけではなく、お客様に美しさや肌悩みの解決を提供する場所です。そのためには、ホームケアをしっかりアドバイスすることが欠かせません。そのことがリピーター定着率を高め、化粧品売上を高めることにも直結していきます。
もし「サロンでの施術ばかりに一生懸命になっていたな」と感じたら、お客様のホームケアを改めて確認して、アドバイスを行ってみてください。
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