エステサロン集客戦略

お客様は自分の変化に気付いていないかも

きれいになりたい想いは誰もが持っていても、その一方で「美しく変化していく」具体的なイメージはわからない…そんな方が多いのです。施術による変化もしっかり実感できていない方もいらっしゃいます。

1回1回のサロンでの施術で生まれる変化は分かりにくいものかもしれません。魔法のように一度で変わるわけではなく、徐々に効果が出てくるのだからそれは当然かもしれません。

ですが、効果が自覚できていないと、モチベーションも来店頻度も下がりがち。ご自宅でのケアをさぼってしまうことも少なくありません。

そうしたお客様には「改善の証拠」を見ていただくのが一番です。その証拠として最適なのが「ビフォーアフター写真」です。

ビフォーアフター写真はビフォーが重要

シミがあって悩んでいた方が、少しシミが薄くなりお顔が明るくなってきた！ という場合でも、サロンスタッフはその変化に気付いていますが、お客様は徐々に変化するのであまり実感していない場合があります。

その気持ちを変えてくれるのが「ビフォー写真」の存在。一番最初のお悩みが多かった時に撮った写真と、今のお顔の写真を見比べれば、「確かに変わった」「良くなってる！」とはっきりと気付いていただけます。

いつも同じような照明で撮影できるように、カウンセリングルームや施術ルームにちょっとした撮影場所を常設しておくと良いでしょう（他のお客様に見られたくないものですから、衝立てや観葉植物などで目隠しを忘れずに）。

初めてお店に来られた方の中には恥ずかしがる方も多く、「写真を撮りましょう」というのが難しいと感じるもの。「うちではいつも写真を撮って、きれいになったらお祝いするんですよ」と、写真を撮るのが楽しいことだと感じてもらえるようにしましょう。

いつアフター写真を撮影しますか？

タイミングを迷うのは、アフター写真の方です。あと1回、施術させてもらえばもっと良くなると考え始めたらきりがありません。結局撮影のタイミングを逃してしまうのはとてももったいないことです。

実は、アフター写真は通っていただいて2回目か3回目くらいでも良いのです。正しくケアを行えば、それくらいで十分に変化が見られます。何より、お客様自身が「あれ、ちょっときれいになったかな？」と思い始めているところでビフォーアフター写真を見比べれば、短期間での変化にきっと驚いていただけるはず。その驚きはお客様のモチベーションを保ち、スタッフへの信頼を強くしてくれます。

ビフォーアフター写真撮影のコツ

効果の高いビフォーアフター写真ですが、撮影にはちょっとしたコツがあります。細かい変化を捉えようと近づきすぎるのは禁物。ピントがぼけてしまっては変化が分からなくなります。近づくのではなく、ズーム機能を上手く使いましょう。強すぎる照明やフラッシュも同じ理由で避けてください。

お客様にお店の中で同じ椅子に座っていただき、必ずビフォーとアフターを同じライティング、同じ距離で撮影しましょう。

下の図のように、3方向から撮影するのがお勧めです。せっかくのビフォーアフター写真ですから、いつ撮影したか分かるように、名札シートに日付とお客様のお名前を書いておくと良いでしょう。

ご自分の顔は毎日見ているため、変化に気付かないものです。客観的な視点で撮影されたビフォーアフター写真を見たお客様の、「もうこんなに変わったの？」という驚きの声は、お客様にとってもサロンにとって大きな自信になることでしょう。

※ビフォーアフター写真をインスタグラムなどのSNSやホームページで大々的に公開することをフェースが推奨するものではありません。

ビフォーアフターの写真を広告（SNS含む）に載せる際は注意が必要です。「エステティックの広告表記に関するガイドライン」等を参考に、問題になる表現をしないよう十分ご注意ください。

肌解析機での撮影も大きな力を持ちます

サロンで写真を撮影するのはスマホやデジカメが一般的ですが、肌解析機による科学的な撮影も忘れてはいけません。ウッドランプ肌解析機「A-ONE Lite（エーワン・ライト）」なら、肌に特別な光を当て、気になるシミやシワの深さ、毛穴の状態などを客観的に見ることができます。

スタッフが将来のシミの心配を口頭で伝えてもなかなか真剣になってくださらない場合がありますね。そうしたお客様でもA-ONE Liteの写真には興味津々。正しいケアの重要性をご理解いただき、定期的な来店と正しいホームケアを促すのに最高の戦力となってくれます。

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