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エステサロンの開業準備とは?

エステサロン開業スタイル
自宅か、マンションか、テナントか?

エステサロンをつくるとき、実はさまざまな開業スタイルがあります。最も費用がかからないのが自宅サロン。6畳ぐらいの洋室にエステベッドを置けば、非常に安価にサロンをつくることができます。一方、一番費用はかかるけど自由に理想的なお店をつくれるのがテナントビルに出店することでしょう。今、その中間として、賃貸マンションを借りてサロンを出すということが増えているようです。どのスタイルが良いのか、考えてみましょう。 > お気に入りに登録する

自宅サロンでの開業のメリットと難しさ

サロンの開業スタイルには、一般的に次の2つがあります。

1) 自宅サロン
2) テナント

自宅でサロンを開けば、家賃の心配はないですし、初めてお店を開く方にはおすすめの方法と言えます。
家賃がかからない分、内装などを凝ることができるかもしれません。1室をしっかり内装して、リラックスしてもらえる雰囲気を作り、良いサロンにしましょう。自分のお店を開くために内装や音楽を考えるというのはとても楽しい時間です。

フェースのお取引先でも、自宅で開業し、物販もしっかり行い、大きな利益を上げておられるサロン様もいらっしゃいます。そうして貯えをつくり、いよいよテナントを借りてお店を出す、というのは素晴らしい成功へのストーリーだと言えます。

でも、そうしたサロン様にお話を伺うと、自宅サロンには自宅サロンならではの「難しさ」もあるのだそうです。

自宅サロンの悩み

自宅は普通の住宅地の中なので、人通りも少なく、集客に苦労する

普通の住宅地だから、看板なども大きく出せない

遠くから来るお客様に駐車場を用意できない

お客様が多くなると、家族の生活に影響が出る

子どもが通ったりして、サロンの雰囲気が保ちにくい

隣近所に気をつかう

宣伝のため、住所や電話番号を公開していることが心配になる

ずっと自宅で仕事していると、マンネリ化してしまうことがある

こういう声を聞くと、自宅サロンが何から何まで有利というわけにもいかないようです。これらの項目の裏返しが、テナント出店のメリットということになりますね。

> 自宅サロン開業に成功するには?

テナント出店のメリットとデメリット

テナント出店のメリットとデメリット

自宅サロンの「難しさ」では、人通りが少ない住宅地で集客が大変というデメリットがありました。でもテナントビルであれば、基本的には「商売」を考えて作られているので、人通りの多い道に面している物件が多いです。近くに集客力のある施設、駅やスーパーなどがあるかもしれません。

看板も、ルールの範囲内であれば、目立つように出すことができます。

テナント出店のメリット

テナントビル自体が集客しやすい場所にある

駐車場や自転車置き場など、集客しやすいつくりになっている

看板などが出しやすい

チラシやホームページなどで集客しやすい

外観や内装も自由度が高く、理想のお店をつくれる

家族や周辺住民に気兼ねなく営業できる

状況に応じて物件を移ることもできる

2店舗目をつくることもできる

外観内装などの自由度も自宅より大きく、「こんなお店にしたい」という気持ちを実現できるでしょう。「外から中の様子が見えて、入りやすいお店にしたい」といった希望は、自宅ではなかなか実現できないものです。

あまり気づかれていないことですが、テナント出店だと、「変化する」ことが可能です。お客様が増えてきたから2台目のベッドを入れられる広い物件に変わることもできます。隣の駅に2店舗目を開く、というのも、自宅サロンでは考えられないことです。

ただ、テナント出店のデメリットは、こうしたすべてのことに「お金がかかる」ことです。

テナント選びに失敗すると、集客でも苦労するかもしれません。
駅に近いからすごく高い家賃なのに、入居してみたら人通りから外れていて、ぜんぜんお客様が来ない! ということもよくあります。

お客様がゼロでも家賃がかかるのがテナント出店の一番大変なところ。内装工事の前にはテナントの契約をしなければいけないのですから、その間の家賃は開店前に払うことになります。開店しても、お客様がつくまでが大変ですから、しばらくはお客様が少なくても家賃を払えるように貯えをつくっておくことが大切です。

でも、テナントでしっかり成功させれば、自宅サロンより大きな利益をつかむことができるのです。

> 良いテナント物件を見つける「立地」テクニック

賃貸マンションを借りる第3のスタイルに注目

賃貸マンションを借りる第3のスタイルに注目

自宅サロンとテナント出店の間にあるのが、「賃貸マンションでの出店」です。今、このスタイルで出店を考える人がどんどん増えているようです。

賃貸マンションのメリット

テナントに比べて保証金や家賃が抑えられる

自宅サロンに比べて生活感が出にくい

自宅サロンのように家族を気にせずにできる

最近は店舗OKの物件も増えてきた

テナントビルと違って、保証金や家賃が抑えられますが、自宅よりは生活感が出ない、快適なお店をつくることができます。上の方の階なら、見晴らしの良さを活かしたお店にできるかも、とイメージが広がりますね。ずっと自宅で家族に気兼ねしながら働くストレスとも無縁です。

ただ、この方法にも難しい面はあります。何より、物件が少ないです。

基本的に、住宅専用の賃貸マンションでお店を出すことはできません。事務所OKのマンションでも、お店はだめということはよくあります。たまに来客があるだけの事務所と、不特定多数の人が訪れるお店では違います。お店のできる建物と、住宅専用の建物では、防火の基準など、ルールが違います。オーナーが友達で、「いいですよ」と言ってくれても、条件を確認する必要があります。

中には「大家さんにはナイショでやってます」「だからホームページにも住所を載せてません」と強行される方もいますが、発覚した場合は即退去につながりますので、やめておきましょう。

ただ、うれしいことに最近、大都市部ではお店OKの物件が増えています。いつも住んでいる街や最寄り駅の近くで賃貸マンションを借りてサロンをやりたい、と考えた時にすんなり見つかるかどうかは運次第かもしれませんが、これはテナントビルを探すのと同じように、時間をかけて情報収集した人が成功するのだと言えます。

他に考えられるサロン開業スタイルは?

他に考えられるサロン開業スタイルは?

自宅サロン、テナント出店、そして賃貸マンション。多くの人が迷う3つの出店スタイルのメリット・デメリットを見てきました。

未経験・ゼロから始めるなら、自宅サロンから始めるのが手堅い道でしょう。
他店で修行したエステティシャンが独立するなら、賃貸マンションでスタートして、テナントへ出ていこう! というのが夢のストーリーということになるかもしれません。

でも、エステサロンを始めるスタイルはこれだけではありません。
例えば、行きつけの美容院の一角を借りてスタートするサロンもあります。お客様がいるところで出店できるのは(お客様像が合致しているなら)非常にありがたいことですね。
小学校の廃校跡を活用したり、古民家を安くで購入してリノベーションしたり、さまざまな形で夢をかなえたサロンの例は全国にあります。

でも、どんな形でスタートしても、成功するかどうかは別のお話です。自宅サロンを選んだから安全で、テナントだから苦労して、ということは決まっていません。どのスタイルでも、肝心なことは「利益が出る仕組み」をつくることです。

> エステサロンの利益を向上させる「物販」を考える

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