エステサロンのための経営講座
POPと商品展示で売上につなげる店舗演出
お客様の興味を高めたり、商品を提案しやすくするためには、商品の魅力や効果を分かりやすく伝えることのできるPOPが必要不可欠です。でも、季節や商品毎に様々なPOPを手づくりするのは大変ですよね。そんなお声から、フェースでは、このフェースビジネスキャンパスにお取引先様専用の「POPダウンロード」コーナーをご用意し、サロンの商品提案に役立てていただいています。 > お気に入りに登録する
商品提案のためのPOPの役割とは
化粧品の魅力や効果、働きなどを理解しているものの、口頭で分かりやすく説明することは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
上手く伝えられず、お客様に興味を持ってもらう前に「なんだか難しそう」なんて言われてしまうという経験もあるかもしれませんね。
そこで力を発揮するのが「POP」です。POPは商品の特長や魅力などを分かりやすく表したもので、イラストや画像を用いており視覚的にも効果的です。これがあれば、次の3つの点で有利です。
●こちらが何も言わなくても、化粧品と効果に興味を持ってもらえる
●説明を短時間で進められるので会計時などにお話ししやすい
●グラフやビフォーアフター写真などで複雑な内容も伝わる!
今回はPOPを生かした店頭での商品展示の進め方について考えていくことにしましょう。
商品展示について改めて考えてみましょう
展示に際しては、「三角形」と「四角形」を意識してみてください。まずは三角形。壁面と棚を使って商品を展示する場合、次の図のような配置が考えられます。
主役となる商品の背後の壁面を使って、アイキャッチと説明のPOPを貼り出し、全体で商品を中心とした三角形になるようにしています。
アイキャッチは手づくりで大丈夫。これでまずはお客様の目をひきつけます。図では「吹き出し」のような形をしていますが、このような「方向性のある形」を使うことにより、自然にお客様の視線を主役である商品に誘導できます。
関心をひきつけるには、アイキャッチの文章は短い疑問文「〇〇していますか?」といった分かりやすいものが効果的です。
アイキャッチで興味を持っていただけると、お客様は商品へ近づいていきます。その時、商品の特長や魅力の分かりやすいPOPがあればしっかり商品について知っていただくことができます。こうした配置により、お客様が自分で商品の魅力に気づいてくれるので、商品のお勧めがとても楽になり、売上を高める効果が期待できます。
三角形の構図は気持ち的にも安定感ができ、店内もすっきりとした印象になります。
複数のPOPは四角形を意識して配置
次は四角形です。商品POPを展示できる壁はどのお店でも限られてます。どうしても1つの壁に複数のポスターが並んで、縦長や横長が混ざってごちゃごちゃした印象になってしまうことがあるものです。そんな場合は、下の左図のように「全体で四角形が見えるように」配列することを心がけてください。
同じ数でも左図のようを意識することで、スッキリとした印象になります。季節や商品ごとにグルーピングし展示するとよりまとまりができます。
ちょっと店内をきれいにしたいな、と感じておられるサロンの方は、三角形と四角形の配置を意識して店内を見直してみてくださいね。
商品展示棚へのPOP展示方法
商品の多く並ぶ商品展示棚だと、ついアイキャッチが多くなってしまいます。でも、アイキャッチはお客様の興味を引くことが目的なのでアイキャッチの数は減らしPOPを活用しましょう。
詳しい商品提案POPはどうしても文字が小さくなり、細かな写真やグラフが入ったりするもの。近寄ってじっくり見られるように、歩み寄りやすい壁を選ぶようにしましょう。
商品展示に並べて説明POPを貼り出す際は、商品の背後や手前にかぶらないように気をつけて、化粧品がより魅力的に見えるよう心掛けましょう。
右の例では、小さな台を置いて商品を浮かせ、背後の壁から布を広げて商品が浮き立つように見せています。電源がとれるなら、上から小さなクリップライトを商品に当てればさらに引き立つかもしれません。
アイキャッチで商品に興味を引き付け、それから説明をゆっくり読めるように展示するのが鉄則です。
フェースならではのPOPデータベースを活用
季節や商品に合わせて多様なPOPを全て手づくりすることは簡単ではありません。
フェースではそうしたサロンからのご希望に応え、100点を超えるPOPや商品説明シートをご用意しています。待合いやレジ周りにシートを置いておくだけで商品説明が楽になります。季節ごとの提案なども豊富。種類もどんどん増やしており、全国のサロンの売上向上に一役買っています。
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