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エステサロンのための経営講座

確実に目標を達成するための3つのポイント

お店の目標を明確に決め、それに向かって努力することがサロン経営に大切なこと、と分かっていても、なかなか難しいものです。気がついたら前と変わらない、ただ忙しい日々に埋もれてしまっていた…。できればより楽に確実に、目標を達成するためのノウハウはないものでしょうか。今回は目標達成の決まりごとについて考えていきましょう。 > お気に入りに登録する

1.目標には、超えられる段差をつくって近づく!

目標を達成できない人は、大きな目標をつくってただ眺めている人が多いです。フルマラソンを走ろうとすると大変ですが、3キロ、5キロといった小さな目標をつくると楽に走れるようになり、徐々に力をつけていくことができます。そうすると体力もつくし、自信も付いていきます。

下の図のように、小さな段差に分ければ良いのです。

小さな段差に分ければ良いのです

こうすれば、一つひとつの段差は無理なく超えていくことができそうです。

たとえば「売上を2倍にする!」という高い目標を立てると実現するのは大変です。でも、100万円ずつ増やすといった段階を考えてみるとどうでしょう。

2倍の売上という目標

と、ついには2倍の売上という目標にたどり着きます。1.2倍でも大変なのですが、いきなり2倍にするというより考えやすいでしょう。

高い目標を立てたら、それを丸ごと達成するのではなく、細かく分けて、1段ずつのぼっていくように考えましょう。道筋、道順を「ロードマップ」、1段ずつ上っていく中間の目標地点を「マイルストーン」。これらを組み合わせた成功まで導ける道筋を「サクセスロード」と呼びます。自分でこの道を描ける人が、目標を達成できる人なのです。

目標を日々の行動に落とし込むこと

2.目標を日々の行動に落とし込むこと

目標はどうしても抽象的な言葉になりがちです。例えば「日本一のフェイシャルサロンになる!」といった表現です。この目標だと、どうやったらたどり着けるのか、どうなったら日本一なのかが分からず、「達成しようがない」状態です。

そこで、何が日本一なのか、具体的に落とし込んでいきましょう。目標が大きいほど、複数のポイントに分かれていくものです。

抽象的な大目標から出発して具体的な作業内容に分解していく

このように具体的な内容に分解していけば、今できること、やるべきことがはっきりしてきます。上の図では単純化して描いていますが、実際には何十項目ものリストになるでしょう。

項目数が多いと「うわ、大変!」と思うかもしれません。でも、やるべきこと一つひとつが明確なので、日々の行動に落とし込むことができます。このリストを実現していき、常に「今できていないことは何か?」が見えていることが、目標達成に欠かせないのです。

目標達成に不可欠なサイクルとは?

3.目標達成に不可欠なサイクルとは?

目標を達成するには、計画を立てて、やってみることです。この「やってみる」にはコツがあります。それは、目標達成には複数のやり方があると考えることです。

計画を立て実際にやってみてうまくいかないと落ち込むものです。でも、やってみる時に、「やり方には複数の方法がある」と考えておけば、うまくいかないからとあきらめることはなくなります。

そして、もう1つ重要なのが「PDCAサイクル」を繰り返し回すということです。

PDCAサイクル

まずはPLAN(計画する)。より具体的な目標、サクセスロードを描きましょう。次にDO(実行する)。サクセスロードに沿って実行しましょう。そしてCHECK(評価する)。実行した結果がどうだったのか分析し、何がうまくいかなかったのか考えましょう。最後にACTION(改善する)。分析をもとに、やり方を改善し次につなげましょう。

大切なのは、うまくいくようになるまでこれを繰り返すことです。PDCAサイクルを繰り返すことで、どんどん目標へ近づくことができ、いずれは目標を達成することができるのです。

いかがでしたか? 大きな目標を達成するために欠かせない3つのポイントをご紹介してきました。

乗り越えやすい段差に分けて1つずつ超えていく

目標をいくつもの具体的な内容に分けて実行していく

複数のやり方を考えて、あきらめずにうまくいくまで繰り返す

この考え方が実行できれば、目標達成はただの夢ではなく、現実的に手が届くものになっていくでしょう。

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