エステサロンのための経営講座
もう値下げしない!セルフエステ時代の価格競争に負けないエステサロンブランド戦略【後編】
前編では、価格競争に巻き込まれる理由と、エステサロンが生き残る鍵が「ブランディング=選ばれる理由づくり」にあることをお伝えしました。後編では、具体的なブランディングの方法とポイントをお伝えします。
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目次
もう値下げしない!セルフエステ時代の価格競争に負けないエステサロンブランド戦略【後編】
“選ばれる理由”をつくる:価値の設計
ここからは、セルフエステと明確に差別化し、価格に左右されず選ばれ続けるサロンが実践している「価値の設計」について見ていきます。
ポイントは、「技術がある」「丁寧にやっている」で終わらせないこと。サロンならではの強みを整理し、体験として一貫させることが、ブランディングの土台になります。
では、具体的にどんな価値を設計すればよいのでしょうか。
① 施術の「専門性」を価値にする
まず軸になるのが、施術の専門性です。エステサロンの最大の強みは、「肌を見立て、状態に合わせて施術を組み立てられること」。
肌状態の見極め、原因の判断、最適な施術提案。これは、セルフエステでは再現できない、プロだからこそ提供できる領域です。
例えば、「ラメラ美容法」や「フェース生コラーゲン」のような独自の美容法、浸透技術は、「技術」そのものだけでなく、受けたときの実感・安心感・納得感まで含めて、体験価値になります。
② 「カウンセリング力」で信頼をつくる
専門性をきちんと伝えるために欠かせないのが、カウンセリングです。
ただ説明するのではなく、 ヒアリング → 課題の整理 → 納得できる提案 この流れがあるサロンは、自然と信頼が積み上がっていきます。
「話を聞いてくれる」「ちゃんと自分のことを考えてくれている」
そう感じてもらえる体験は、価格以上の価値になります。カウンセリング力は、そのままリピート率に直結する重要な要素です。
③ 変化を実感し続ける「仕組み」をつくる
一度の施術で終わらせない仕組みも、大切なポイントです。
・コース化による計画的な提案
・施術とホームケアを連動させたサポート
・定期的な振り返りやフォロー
こうした仕組みがあると、お客様は
「ちゃんと変わっている」「続ける意味がある」と実感しやすくなります。結果を“点”ではなく“線=プロセス”で支えることが、選ばれ続ける理由になります。
④ 体験価値を揃える「品質管理」
どれだけ良い考え方があっても、スタッフによって体験がバラつくサロンでは、ブランディングは定着しません。
・カウンセリング
・施術
・アフターフォロー
この一連の流れが、誰が担当しても同じ品質で提供されること。それが、「安心して任せられるサロン」という信頼につながります。スタッフ育成や、技術者の力量に頼らない「エステ美容機器」の導入がポイントとなるでしょう。
“選ばれる理由”を伝える:価値発信
価値は、つくっただけでは伝わりません。大切なのは、設計した価値をどう届けるか。
3つのポイントを見ていきましょう。
① SNSで「選ばれる根拠」を伝える
SNSは、単なる集客ツールではありません。「なぜこのサロンを選ぶのか」という根拠を伝える場所です。ぜひ発信したいのが、次の3つの視点です。
お客様の変化ストーリー
どんな悩みが、どう変わったか
改善までのプロセス
施術の考え方・組み立て方
お客様の声
安心感・信頼感が伝わるもの
派手なビフォーアフターでなくても、納得できる理由が見える投稿は、共感を生みます。
② 「メニューの伝え方」を整える
メニューは「多ければいい」わけではありません。
目的別で分かりやすい構成
(例:肌悩み別、ゴール別)
初回メニューから本命メニューへの自然な流れ
迷わせないシンプルな設計
「このメニューを受けると、どうなれるのか」が一目で伝わるだけで、選ばれやすさは大きく変わります。
③ リピートのための「導線」をつくる
回数・期間・ホームケアまで含めた提案は、売り込みではなく「道筋の提示」です。
「理想の肌になるために、今はこの段階」「次はここを目指しましょう」
こうした未来の見通しがあると、お客様は安心して続けられます。寄り添いながら伴走する姿勢こそが、サロンならではの価値です。
セルフエステにはできない、4つの専門価値
ここまで見てきた内容を整理すると、セルフエステにはできない価値は、次の4つに集約されます。
同じ土俵で価格競争をする必要はありません。選ばれる理由を持つサロンは、価格に振り回されないのです。
が続く
ブランディングは、この3つを同時に実現するエステサロン経営の土台です。価格ではなく価値で選ばれるサロンづくりを、今こそ始めていきましょう。
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