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エステサロンのための経営講座

個性を打ち出す、ライバル店を再調査!

自分のお店を今後どのように広げていけば良いのか。忙しい仕事の中で考えるのは大変です。そんな時に見直してみたい存在が「ライバル店」です。自店だけを考えても見えなかった方向性が、他店との比較の中ではっきり見えてくることもあります。開業時には競合分析をしていても、ライバル店の数やお店ごとの打ち出し方も変わってきているかもしれません。お店の方向性に迷いが生まれたら、もう一度ライバル店の調査を行ってみると良いでしょう。 > お気に入りに登録する

ライバル店は1種類ではありません

それぞれのサロンは1つの街の中にあって、周りにいくつかの競争相手がいるものです。毎日忙しくお店を切り盛りしているうちに、周囲の景色が変わっている、ということもあります。新しいサロンができたり、移転したりと状況が変わっているかもしれません。

ライバル店のホームページをしばらく見ないうちに改装していた、メニューが変わっていた、SNSがすごく盛り上がっていた…。いろいろと見直してみる必要がありそうです。

競合調査をやってみましょう、と言うと、近所にあるライバル店のことしか思い出せない、と思う方も多いかと思います。ですが、できれば一度、発想を広げて、「競合にはどんな種類があったかな」ということから考えてみましょう。

近所の直接のライバル

隣の駅の同業者

普段は気にしていない大手チェーン

まったく別の場所の、コンセプトの近いお店

異業種で参考になる人気店

5番目はライバルではありませんが、「自分の店の参考になるお店」という広い視点でリストアップしてみることが大切です。

あまりたくさんリストアップしてしまうと、一つひとつを詳しく見ることができなくなってしまうので、最大で10店くらいまでにして深掘りしていきましょう。

ライバル店の観察は「ほめる」気持ちで!

ライバル店の観察は「ほめる」気持ちで!

リストができたら、観察シートを作って同じような項目を記録していきましょう。店名や住所だけでなく、地図上でどんな位置にあるかといったことも見やすく記録していけば発見が増えるものです。

良く観察したいのは、次のようなポイントです。

どんな場所にあるか

コースメニューや料金設定はどうか

どんなお客様がどれくらい出入りしているか

工夫している点、良くないと感じた点

ホームページはどうか、SNSでは何をやっているか

実際にライバル店の近くに出かけたり、ネットで検索するなどして多面的な調べ方をしていきます。

こうした観察では、つい「うちでも同じようなことをやったことがある」と無視してしまうポイントの中に、「小さな違い」が含まれているものです。この小さな違いはとても大きな違いである場合があるので、「同じようなこと」だと簡単に判断して度外視してしまわないように気をつけましょう。

大切なことは「ライバル店をほめる」ような気持ちを持つことです。「同じようなことでもこのお店はここまで徹底してやっているのか、素晴らしいな」という角度で見ていけば、「これはうちでも採り入れなくては」というポイントが見えてくるでしょう。

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大手サロンに学ぶ「テコ入れ」トレンド

大手サロンに学ぶ「テコ入れ策」トレンド

個人サロンなどを経営していると、普段は「大手サロン」の存在はあまり意識していないものです。直接闘うには資金力が違う、知名度が違う。それは当然のことです。

でも、改めて自店のやり方を考えるために観察してみましょう。大手サロンの行っている施策には参考になる部分がたくさんあるものです。さすがに大手は調査力などがしっかりしています。ぜひお手本にしていきましょう。

大手が行う「店舗のテコ入れ策」を観察してみましょう。大手では、人気のないお店をいったん閉店してリニューアルするといった作戦がとりやすいので、リニューアルしたお店の内装やコースメニューに最新のトレンドを採り入れやすくなっています。

もちろん大手が大きな予算をかけて行うメニュー開発は簡単には真似できません。が、ホームページやSNSでの表現も含めて「最近どんなお店が人気があるか」というサンプルになっていますから、可能な限り参考にしていきたいところです。

自店のターゲット顧客を忘れずに!

自店のターゲット顧客を忘れずに!

競合や参考店で良い施策を見つけたら、迷うよりもテスト導入するのがお勧めです。イベントなどの形をとればあまり無理なく実施して、お客様の生の反応を見ることもできるでしょう。反応が悪ければ無理に続けることはありません。

ただ、競合分析を行っていると、あれもこれも真似したい! と感じてしまい、どれを採り入れたら良いのか分からなくなってしまいがち。そんな時に忘れてはいけないのは「自店のターゲット」です。

ターゲットの違うお店の施策を真似してもうまくいきません。狙っていないお客様が増えて結局リピートせず、振り回されてしまいます。

競合分析をする際には「うちのお客様だったらどうだろう」「人気が出るだろうか」とお客様の顔を思い浮かべながら考えることが大切です。

最初に見た競合リストの(5)異業種で参考になる人気店などは、ターゲットの合うお店をピックアップしなければなりません。ただ「今すごく人気」といった理由でピックアップして、自店のターゲットと違ったら参考になりませんね。

ターゲットの合うお店や教室などはぜひ実際に入店・見学などをして、どこに魅力があるのか考えていきましょう。こうしたお店はサロンにお客様を供給してくれるスポットにもなり得るものですから、仲良くなって、クーポンカードなどを置かせてもらえるくらいの関係を築いていきましょう。

いかがでしたか? 自店が伸びていく方向性に迷ったときは、改めてライバル店を調査することでどんどん参考にしていきましょう!

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