エステサロンのための経営講座
サロンは「コンセプト」で生まれ変わる!
「お客様のリピートが少ないな?」と感じたら、それはお店のコンセプトがぶれてしまっているのかもしれません。一度しっかりコンセプトを見直してみると、「また行こう!」と思っていただけるようになるかもしれません。コンセプトが固まれば、それに伴って施術やカウンセリング内容、使う美容機器や化粧品なども定まり、お客様に思い出されるお店になれるのです。 > お気に入りに登録する
お店のコンセプト、ふわっとしたイメージに
なっていませんか?
お店づくりをするときには、物件の契約やお店の内装、機材の準備、それに宣伝ととても忙しいもの。そのため、コンセプトづくりが後回しになっていませんか?
「コンセプトは真っ白な空間です!」といったお声を聞きますが、お店の色使いやデザインといった感覚的なものはコンセプトとは言えません。同じものを見ても人によって感じ方も解釈も異なります。コンセプトが先にできて、それに沿って色が決まるのが正しい順序と言えます。
ふわっとした感覚だけでは、お店として何をやっていくのかがぶれて、スタッフみんなの気持ちもばらばらになってしまいがちです。
「コンセプト」ってそもそも何のこと?
コンセプトを日本語に訳すと「理念」「概念」となります。でもこれだと分かりにくいですね。
次のように考えるとコンセプトが見えてくるはずです。「お客様にとって、どんなお店でありたいですか?」「どんな喜びを感じていただけるからこのお店はあるのでしょうか?」
コンセプトがあれば、何を取り入れるか、取り入れないかを決められます。
たとえばレストランで、「家族で楽しめる」コンセプトのお店のはずなのに、子ども向けのメニューが少なかったらどうでしょうか? もう行きませんよね。
家族で楽しめるお店というコンセプトがあれば、子ども向けのメニューをもっと増やして、内装もこう変えて、とやるべきことが見えてくるのです。
コンセプトがあり、提供するサービスがそれに沿っているから、「良かった!」「また行こう」となるのです。
つまり、コンセプトはお店にとっては「お店の存在意義」と言い換えても良いでしょう。
コンセプトは売上を支える大切な要素
コンセプトが決まれば「提供すべきサービスや施術」が定まります。それによってコースメニューや美容機器、化粧品も決まるでしょう。
このように、コンセプトは自店ならではのお客様、売上を生み出すおおもとと言えます。
広報宣伝でも、誰でも良いからたくさん来てほしいといった宣伝やクーポン施策では狙ったお客様は集まらず、定着率の低いお店になってしまいます。
チラシやホームページ、SNSでの打ち出しも、コンセプトに沿ったものにすることで「来てほしいお客様」に情報が届くようになります。
コンセプトに沿ったお客様が来て、コンセプトどおりの肌結果が出れば、お客様は定着し、サロンの経営は安定するでしょう。
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