エステサロン集客戦略

集客に効果的なオンライン施策とは

コロナ禍により人の動きに大きな変化が訪れ、多くのサロンがお客様へのアプローチに苦心しています。そんな時にはオンラインを上手に活用して、集客を行いましょう。インスタグラムやYouTubeなどのSNSを使ってどのようにお客様にアプローチすれば効果的なのか、考えていくことにしましょう。キーワードは「手軽に」「効果的に」そして「お客様の心に届く」です。　> お気に入りに登録する

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「来店」だけが「集客」じゃない？

多くのサロンでは、インスタグラムやツイッターなどのSNSでの発信をすでに行っていることでしょう。SNSなどのオンラインツールは集客には欠かせません。

ところが、実際に聞こえてくる声は、「がんばってインスタグラムに投稿しているが反応がない」「SNSの効果ってこんなものなんでしょうか」というものが多いようです。そうした声からサロンのオンライン集客がうまくいっていない原因を考えてみましょう。

まず考えなければいけないのは、SNSは「お店みつけるために使う」ものではないこと。ツイッターもインスタグラムも、面白い情報や美しい写真に出会ってその場で楽しむのが本来の目的です。SNSで「サロンに来てください」というお誘いに力を入れすぎていませんか？

まずはしっかり美肌のための情報を伝え、「この人の言うことを実践してみたい」と感じさせることが大切です。急いで「来てください」と言うよりも、お客様の心に届く発信内容を考えることから始めましょう。

サロンケアとホームケアの良い関係を広める

ではどんな情報を発信すれば良いでしょう。次の2つが大切です。

❶どんなホームケアを実践すればお肌悩みの解決になるか？

❷それを実践した人が良くなっているという実例

サロンに来てくれる人は、「サロンに行きたい」よりも、「自分のお肌を何とかしたい」と思う人です。その解決につながる情報をSNSで探していると言っても良いでしょう。

サロンでケアしている時間は、どんなに効果的であってもそのお客様の時間全体にとってはわずかな時間です。

他の時間、つまりホームケアを正しく行っていただかなければお肌を本当に良くできません。せっかくサロンで良い結果が出ても、残りの時間のケアが悪ければ、元に戻ってしまいます。

つまり、サロンケアは良いホームケアがあってこそ生きるのです。本当に肌結果が出ているお客様は、例外なく正しいホームケアを行っています。

SNS上でお客様の役に立つ情報を発信する。それは「サロンに来てください」という宣伝ではなく、「こうすればうまくいきますよ」という使える情報です。それが信頼されて初めて「このサロンは良いな」「行ってみたいな」と思わせることができるのです。

お手入れ動画は大きな武器になる！

サロンがお客様からSNSなどの情報発信で信頼を得るには、お肌が良くなる「証拠」を示すことが不可欠です。実際にこういう悩みを持ったお客様が、こんなお手入れで良くなりました、ということを動画や写真などで分かりやすく発信するのが効果的です。

実際のホームケアでのお手入れの方法や化粧品の使用量など、分かりやすく発信してみましょう。毎回、ニキビやシミなどのお悩みに焦点を当てて撮影すれば、個々の肌悩みに寄り添う動画になります。

実際のお客様と話すような気持ちでゆっくりとお手入れ方法を伝えていけば、サロンの信頼度も高まり、効果を示すことができれば、サロンへの来店にもつながります。出演エステティシャンへの親近感もできているので、来店者と良い関係からスタートすることができます。

お客様の悩みに応えることが共感の基本

誰しも「美しくなりたい」と思っていますが、美しくなるというのは抽象的で、自分のこととしてピンとこないでしょう。では、どんな情報にピンときて共感できるでしょう？　それは、「自分と同じ悩みの解決策」です。

ただ「きれいになりましょう」と言うのではなく、「こんなお悩みを解決しましょう」と言う方がずっと具体的で、共感できるものです。

シミ、そばかす、ニキビや赤み、黒ずみ、日焼けによるダメージなど、お客様の悩み事を整理することから発信内容を考え始めましょう。特に、ご自身のサロンで自信を持っているお悩みとケア内容を中心にして、解決のためのステップを投稿することです。さらに、お客様のエピソードを織り交ぜながら、実感のある解決策を紹介することで、同じ悩みを持つ方の共感を呼ぶことができるでしょう。