エステサロン集客戦略

集客につながる動画の撮影テクニック

まず動画を撮影する前に、「どんなお客様に来ていただきたいのか」を考えることが大切です。これは動画だけでなく店づくりやチラシ・ホームページ作成など、集客に関わるものはすべて同じです。エステは人によって利用する目的が異なります。そのため、動画を作成する時には、ターゲットを明確にする必要があるのです。つまり、お客様の悩みに合わせた内容の動画が必要になるということです。

動画では、お客様に「来店したいと感じてもらうこと」が大切です。外からはうかがいにくい店内の様子やスタッフの笑顔が映っているだけで、来店へのハードルは下がるものです。だから、なるべく店内のさまざまな箇所が映るようにしましょう。映像の明るさも大切。デスクライトなどで明るさをプラスして、暗い雰囲気にならないように気をつけましょう。

さらに、動画は情報量の多くなりがちな美容機器や商品の紹介に最適です。このような動画はお客様の信頼を得る上で非常に重要なポイントです。

動画の視聴者はエステに興味を持っている方がほとんどなので、ハイレベルな技術や美容機器、商品の魅力を見せられれば、視聴者に安心感を与え、新規顧客の獲得に効果を発揮するはずです。

ポイントは“短い動画をたくさん”

ターゲットと内容の大枠が決まったら、動画を作成していきましょう。大事なポイントは、「短い動画をたくさん作ること」です。

1つの動画だけ、力を入れて長編ものを作っても視聴回数は増えません。何回も動画を投稿するうちに少しずつ増えるものです。短い動画を何度も作ると考えて、内容だけでなく、「今回は待合室で撮ろう」「次はエステベッドのところで」と動画ごとに撮影場所にも変化をつけることで多くのパターンで動画が作成でき、次第にサロンの良さが伝わります。

実際の施術や店内の雰囲気を営業中に撮影したいという場合には、お客様のお顔は絶対に映らないように注意しましょう。

こうしたポイントに気を付けたら、あとはどんどん撮影して公開していきましょう！

動画でお店のブランディングを

動画をたくさん公開することで、お客様は動画を見ているうちに、だんだんとサロンに通う前からお店のことを知っている気持ちになり、より「親近感」を感じてもらうことができます。

新規顧客様の中でも、お店の雰囲気を見てから予約するという方が増えているので、イメージを伝えるのに効果的な“動画”を活用し、サロンのイメージや雰囲気を知っていただきましょう。

例えば、お店の一角に象徴的なディスプレイを作って、そこで撮影したり映像を差し込んだりすることも有効です。季節に合わせてディスプレイを飾り付けることで、印象を変えることもできます。

また、イベントの映像もサロンのブランディングには効果的です。イベントなどでは映像を撮影し、ストックしておくようにしましょう。

動画から集客につなげるために

来店を促すためには、動画だけでは伝えきれないコース内容などを知っていただくためにも、お店のホームページやSNSアカウントにつないでいきましょう。

お店のイメージが分かる店内写真とロゴを使った画像を作成し、動画の最後にホームページへリンクする二次元コードと一緒に載せると、見終わったお客様がホームページにアクセスしやすくなります。

Googleが無料で行っている、「Google ビジネス プロフィール」というサービスも有効です。

Googleによって自動的に作成されるので、まずはご自身のGoogleビジネスプロフィールをお持ちかどうか確認し、お持ちの場合はオーナー登録して正しい情報を記載することが重要です。

登録しておけば、検索やマップを見たときに、お店の紹介や営業時間のほかに動画も表示してくれる可能性が高まります。地域でサロンを探している人に、ぜひお店の紹介動画を見てほしいものですね。特にマップであれば、そのままお店への道順も分かってもらえるので、集客にはとても有利です。