エステサロン集客戦略
サロンのチラシ集客を考え直す!
多くのサロンでチラシについての悩みをお聞きします。「最初は良かったけど、どんどん効き目がなくなってきた…」、「高コストなのにあまり反応がない」など。今回は集客の効果を高めるために、これまでとは角度を変えて効果的なチラシをつくるためのコツを検討していきましょう。 > お気に入りに登録する
どんな内容のチラシにすればいい?
家庭には多くのチラシが届きます。サロンだけでなく、飲食店や塾など、全部に目を通すのは難しいほど。そんな中で、あなたのサロンのチラシが目にとまり、実際の来店に結びつくようにするにはどうすれば良いでしょう?
サロンのチラシと言うと、施術中やお店の内装・外観の写真を使うのが定番になってきました。チラシだけでなく、ブログやウェブサイト、SNSでも同じです。メインの写真はきれいな店内の写真ということが多いです。
店内や外観の写真で伝えられるのは、快適さや清潔感といった印象です。それはとても大切なイメージですが、アクションに結びつきにくい理由は2つあります。
❶他のお店も同じように快適で清潔感がある
❷お客様は「自分だけ」のメリットがほしい
「へー、きれいなお店だなあ」と思ってもらえるかもしれませんが、他と比べるのは難しく、また、お客様は「自分にとってはどんなメリットがあるか」が分からないので、「他ではなくこの店に行こう」と思いにくいのです。
効果を高めるには、何を発信するのか、しっかり絞り込むことが大切です。
どんな年齢や、どんな肌悩みの種類のお客様に
アピールしますか?
それに応えるためにどんなメニュー、プランを
アピールしますか?
サロンのチラシでは各家庭にポスティングすることが多いと思いますが、ポスティングをすると、チラシは折りたたんでお客様の目の前に現れます。駅前で手配りする場合も、折って渡すことも多いでしょう。
A4判の紙が半分に折られていたら、目につくのはわずかな面積。そこでお客様に「これは自分にとってうれしい内容だ」と感じさせるには、2つのアピールポイントを最初に見える部分にしっかり入れることです。
フェースビューティでは、取引先に対してこうしたチラシに活用できる素材のご相談にもお応えしています。
お客様は「お店」ではなく「人」につく!
エステサロンは日用雑貨のお店と違って、用事がなくても入って商品を眺めて楽しむタイプのお店ではありません。特に、サロンに通いなれてないお客様からすると、「お店に入ったらどうすればいいのだろう」「何が待っているのだろう」というのが見えないために、敷居の高さを感じていることがあります。
それらを補って、「このお店は安心」「気軽に行っていいんだ」と感じさせることもチラシの大きな役割です。でも、どうしたらお客様の心配を吹き飛ばせるでしょうか。
その力を持つのは「人」です。どんなエステティシャンやスタッフがいるのかが分かれば、お客様の不安は半減します。オーナーお1人のサロンで、「自分の写真を出すのは恥ずかしい」という方もいますが、ぜひその優しい笑顔で、お客様に安心感を伝えてください。
写真館で撮ったような写真でなくても大丈夫。証明写真のようなバストアップでなく、仕事中の一コマといった写真でかまいません。インスタグラムの普及している時代ですから、ちょっとくだけた印象の写真でも、かえってお客様が「この人なら相談できそう」と感じてくれるでしょう。
もともと、サロンのお客様はお店につくと言うより、人につくものです。実際、お気に入りのエステティシャンのところに通って、その人がお店を変わったらついていったりするのです。
人は風景よりも人の顔に注目してしまうものです。チラシでもうまく人の写真を使って、注目を集めてください。
チラシを見た後、検索することを忘れずに
「チラシを見た」→「お店に行く」、というのは実はちょっとハードルが高いのです。もう少し、何か「この店に行く理由」が欲しいと思うのが人情。今では、チラシを見て興味を持った人の多くは、スマホを使って検索をしています。
多くのお店ではブログやSNS、ウェブサイトで情報発信しています。ポータルサイトにお店を登録していることも多いでしょう。チラシから、そうしたネット上の情報につながりやすいようにすることも大切です。
チラシは狙ったターゲットに対して絞り込んだ情報を発信するもの。それに対して、ブログやSNSなら写真も記事も載せ放題です。ブログやSNSはチラシで興味を持った人により詳しい内容を見せて、さらに安心できるように誘導するのに適しています。今、特にネット上に情報発信をしていないなら、何かチラシの受け皿になる情報を出すと良いでしょう。
お客様の検索方法には2種類あります。チラシで見たお店の名前で検索する場合。これならご自身のお店の情報が表示されることが多いでしょう。
ところが、お客様の中には「同じ駅に近い別のお店の情報も見比べてみたい」と考える人も少なくありません。その場合には「●●駅 エステ」といったキーワードで検索します。その時に、自分のお店が表示されるかどうか、これが勝負の分かれ目となります。
ブログやウェブサイトでは、全ページに最寄り駅や町の名前が入るようにしておきましょう。インスタグラムやツイッターといったSNSならハッシュタグ(#)に駅名などを入れておきます。
チラシから、ネット上のお店の情報によりスムーズに誘導するなら、チラシに二次元コードを入れておきましょう。スマホをかざせば直接お店の情報にたどり着いてもらえます。
チラシを持って来店いただく仕掛け
チラシはただ「情報を伝える」ものではありません。キャンペーンやクーポン、来店プレゼントなどの「お得」を入れておくことも重要です。チラシを持ってきてくれたらお得になる、といった発信が、アクションを促すのに不可欠です。
例えば3か月に一度チラシを出すとしても、キャンペーンやクーポンの締め切り日を3か月後にするのは損。3か月も同じチラシを置いておいてお店に行く人はあまりいません。チラシは手にして1~3日程度でアクションする媒体。「こんどの土曜日に行ってみよう」といった時間の感覚です。
お得情報についても同じです。キャンペーンの締切は1週間から長くても2週間ぐらいにして「次の土曜日に行かなきゃ割引が終わっちゃう!」ということをしっかり伝えましょう。
ただ、チラシは、必ずしも「業者に頼んで1日で一斉に配布する」ものだけではありません。知り合いのカフェに頼んで、お店のテーブルに置いてもらったり、お手洗いにポスターを貼っておく、というパターンもあります。
サロンはもともと地域に根差したものですから、そうした接点を増やしてよりターゲットに近いお客様の目に触れやすくする努力も大切です。そうしたチラシでは、キャンペーンの締切を長くして、じっくり置いておけるようにしましょう。
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