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エステサロンの開業準備とは?

自宅サロン開業に成功するには

エステティシャンにとって、自分のお店を持つことは大きな夢です。どんな種類のお店でも、お客様が定着するまでが大変。最初から高いテナント家賃がかかるとなおさらです。そこで、最初の半年ぐらいは自宅でサロンを開業して、資金を貯めて、お客様も定着して、それからいよいよお店を借りていこう! というステップを描くこともひとつの手段かもしれません。では自宅サロンで成功するのに大切なこととは? > お気に入りに登録する

自宅サロンの良いところは?

自宅の1室をサロンとして開業するのが自宅サロンです。テナントやマンションを借りるよりは保証金や初期の内装費がかからず、スタートアップには有利な点が多いです。(自宅が賃貸の場合は、そこで営業しても良いかどうか確認が必要です。)
水道光熱費も自宅利用分と按分する形にできます。

時間的にも有利な点が多いです。何よりお店に通うための時間がゼロですから、家事や子育てのための時間との調整がしやすくなります。

自宅だとどうしても生活感が出やすいですから、くつろいでいただく空間であるサロンとしては不利になるように思いがちですが、多くの自宅サロンではインテリアや香り、音楽などを工夫して克服しています。

3階建ての戸建て住宅なら、1階にガレージとバス・トイレともう1部屋6畳ぐらいの洋室があることが多いですね。マンションの場合なら、玄関のすぐ横に、子供部屋として使われることを想定した6畳の洋室があることが多いです。こうした部屋が自宅サロンに使われることが多いのは、玄関に近く、生活スペースを通さずにお客様を案内することができるためでしょう。

こうした部屋を使えば生活にも影響が小さく、家族の理解が得られやすいというメリットもあります。

自宅サロンはテナントの立派なお店に比べて信頼性の点で課題があると思われがちですが、実際にはそうではありません。「多少トラブルがあっても、すぐに店をたたんで逃げてしまうということがないだろう」と思われるので、かえって信頼性が高くなる場合もあるのです。

こうした自宅ならではのメリットを最大限生かして、本格的にお店を借りてサロンを始めるための資金を準備したり、トレーニングを積むことができるでしょう。

自宅サロンならではのさらに良いところも!

自宅サロンならではのさらに良いところも!

お金がかからない、時間が自由になるということだけが自宅サロンのメリットではありません。もっと自宅サロンにしかない良いところもありますから、そうした点を前向きに活用するのも成功するために欠かせないことでしょう。

まず、自宅サロンであれば、サロン全体の雰囲気をとても親密なものにすることができます。隠れ家的な雰囲気を作って、お客様とオーナーエステティシャンが一対一でじっくりカウンセリングすることができるようになります。

成功している自宅サロンでは、施術後お客様をリビングに通してゆっくりお茶をいただきながら話すようにしている、というお店もあります。(リビングをおしゃれに保つのは大変だそうですが…)。お友達の家に遊びに行くような親密な感覚できれいになれる、というのはお客様にとっても大きなメリットになりえることです。

子育て中で生活感がどうしても出てしまう、という場合には、逆にお子様連れのお客様も歓迎、といったお店にしてしまうという方法もあります。お子様どうしが友達になって、「子どもが楽しみにしているから」という理由でリピーターができた、という話もあるほどです。

自宅ではもちろん大きな内装費をかけたテナントのお店には雰囲気などの点でかなわないかもしれません。でも、サロンオーナーの個性を打ち出し、それを気に入ってくれるお客様としっかり付き合う、という考え方でいきましょう。

自宅サロンの注意点と成功への鍵

自宅サロンの注意点と成功への鍵

ただ、自宅でサロンを開業するには注意点があります。まずは家族の理解です。事前にしっかり話し合って、家族が応援してくれるようにしなければなりません。自宅サロンならすぐに開業できそうに思われますが、思いついて急に始めるという形になってしまうと家族に反発されてしまいます。時間をかけて理解を得るようにしましょう。

サロン勤めをしながら練習を兼ねて週1回だけ自宅サロンを開く、という期間をしばらく設けて、家族の応援を得ることにも成功した、という事例もあります。お母さんのがんばっている姿が何よりの応援ポイントになるでしょう。

ご近所の理解も大切です。お店に行くとなるとわがままにふるまってしまうお客様は少なくありません。駐車場がないのに車で来られて、路上駐車の車でご近所ともめてしまったという事例もあるようです。ご近所にもゆっくり時間をかけてご案内し、理解を得るようにしましょう。サロンにご招待して施術を体験してもらう、というのもご近所を味方につけるのに良い方法です。

でも、自宅サロンで一番注意しなければならないのは、「全部がなあなあになってしまいやすい」点です。家賃や光熱費を家計と按分するところから、公私の区別がつきにくくなってきます。ビジネス感覚は持っておかなければなりません。

まずはコンセプトを決めてそれを維持すること。自宅サロンは駅前のテナントなどと違って立地の面では不利です。遠くから「あそこにサロンがある」と分かるということもないかもしれません。駐車場も多くはないのが普通です。そうした不利な面を超えてお客様に来ていただくためには、立地の良いお店よりはっきりしたコンセプトやコースメニューが必要だと考えておきましょう。

自宅サロンはゴージャスなテナントよりも価格が安いと思われがちですから、「選ばれる理由」をはっきり作って勝負しなければなりません。

カルテもきちんと作って、お客様管理をしっかりしましょう。それができていないと、「足が遠のいているお客様に挨拶状を送る」といった基本的な集客もできません。
基本的なビジネス感覚を持ち続けることが自宅サロンの成功につながります。

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