エステサロン集客戦略

肌結果の感動が口コミを呼ぶ！

お店の口コミの基本は、お客様が友達に「あそこのサロン、良かったよ！」と伝えてくれること。もちろん全員が同じ満足感になるとは限りませんが、その言葉には嘘がないことは誰もが分かります。広告の美辞麗句よりもよほど信頼できるものです。

映画でもCMや予告編を見るより、観てきた友達が「面白かった」「もう一度行きたい！」と言う方が、映画館に行きたくなる力は強いのです。

個人の感想にはばらつきはあるけど、それぞれの声には嘘がない、という感覚はインターネットの記事にも共通するものとなっています。ネットの検索でも「化粧品 口コミ」「サロン 口コミ」といった形で口コミ記事を探す人は非常に多いです。

サロンが新規集客を行うには、費用のかかるチラシやポータルサイトだけでなく、口コミを使うことも有効です。

女性は友達の変化には敏感。「きれいになったんじゃない？」「化粧品変えた？」とつい聞いてしまいます。

そこで「実は…」と口コミが発生するかどうかは、お客様ご本人の中に「話したい！」という気持ちがあるかどうかにかかっています。この気持ちが生まれるのは、サロンに行って良かった！　行く前よりきれいになった！ という感動があるからです。

ではここで問題です。お客様が「きれいになった」感動を誰かに言いたい！という気持ちが強いのは次のどちらだと思いますか？

多くのサロンが10回20回通って深く満足してもらえなければ口コミは発生しない、と思っていますが、正解は1の「2、3回目」。最初の感動が強く、意外に早く口コミが発生すると覚えておきましょう。10回20回通うと、きれいになったことが当たり前になってしまって、口コミをする勢いがなくなってしまうことが少なくありません。

結果が出た、ということをお客様自身にはっきりわかってもらうために、最初に写真をとって施術後の写真との違いを確認できるようにするなどの準備も大切です。

地域への参加意識も忘れないで

エステティシャンは忙しいもの。毎日遅くまでお店の仕事をがんばって、休日にも新しい施術の勉強をしているなど、気が付いたら、「長いことどこにも出かけてない」ということになりがちです。

でも、地域での口コミということを考えると、お店と自宅の往復だけというのはもったいない！ ターゲットとなるお客様が集まるカフェやレストラン、美容室などの常連さんになって、そこのクリスマス会などのイベントがあったら出かけていく、といった参加意識も大切です。

サロンは、ともすれば「中がどんな風になっているのか」「どんな人がいるのか」が分かりにくい状態です。地域のイベントなどにこちらから出て行って「楽しそうな人だったな」といった印象を広げるだけでお客様のハードルが下がっていくのです。

インターネット上での口コミも大切

今や、スマートフォンで検索してお店を探す人がとても多くなっています。口コミも人から人へ直接伝えるものだけでなく、インターネット上に書かれた口コミも大切になっています。

上の図は、「エステサロン」と検索した結果の一部。今いる場所の近くのお店で口コミの評価が高いお店が紹介されています。こうした中でも口コミの多い、評価の高いお店が選ばれるのは当然のことですね。

こうしたネット上の口コミも、普段接しているお客様が書いてくださるもの。偶然書いてくれるのを待っているのではなく、「口コミを書いてくれたらプレゼントさしあげます！」といったカードを渡すなど、お店側からアプローチできるものです。

あらゆる機会をとらえて、口コミを広げるチャンスを狙っていきましょう！